プロローグ

……俺―リンク―とあいつ―マルス―は
現在、だいぶ微妙で曖昧な関係だ。                       
(そもそも 俺等が こんな変な関係に
なった きっかけって何だったっけ。)                                         
俺は自室のベッドに転がりながら
あいつとの思い出を蘇らせる。                                                              
――確か、あの日は いつもと変わらない
穏やかな日だった。                             
…そう。
あいつが あんな事を するまでは。                                        
……あいつは 俺と昼食を食べ終えた後、『一緒に、少し散歩を しようか』
と声を かけてきた。
                   俺は〔まぁ、少し位なら…〕
と思って了承した。
あの日は春だったので暖かく、
色んな発見が あって途中までは
楽しい散歩に なっていた。
だが、その帰り道で 事件は起きた。                      
あいつが……、マルス
いきなりキスしてきたのだ。
しかも…その……、
普通のキスじゃなく……
もっと深い…恋人同士でも
そんなに しない様なキスを。                                            
キス自体した事の なかった俺は
立っているのが
やっとの状態に させられて……、                                          
と、そこで思い出すのを やめる。
顔が赤くなり、体が疼いてきたからだ。
頭から追い払おうとしても
なかなか出て行ってはくれない。                                           
(くそっ!もう、何だよ!俺のバカ!
あんな余計な事は
思い出さなくて良いのに!)                          
俺は体に湧き上がる妖しい感覚を
追い払おうと頭を左右に振る。                                                              
…と、その時 部屋に
ノックの音が響き、
俺は〈ビクリ〉と体を震わせた。
こんな時間に やってくるのは
あいつしか いない――、
                                                         
「リンク?入るよ?」そう一声かけて
部屋に入ってきたのは……そう。                                          
「…っ、マルス。」                                                 
マルスは 微笑みながら
ベッドに いる俺に 向かってきた。
そして俺に覆い被さり
逃げられない様にしてから甘い声で囁く。                                      
「今日も、シようか?」                                               
俺が返事を する前に深いキスを してくる。                                      
あぁ、そうだ。あの時も こいつは
こんな風に深いキスをして
俺を とろけさせたんだ――。                                           

                                                                                                                                                                                                                                        • -

           ハイ、gdgdな文章で、しかも何かR指定な 雰囲気に なってしまいましたが 流石に そこまで詳しくは書きませんよ?
と、いうか書けません。
何はともあれ次回を お楽しみに!

……そもそも見てくれる人 いるのかな?