第十二話【穏やかな剣呑】

。゜.+°*゜。゜.+°*゜。゜.+°*゜。゜.+°*゜。゜.+°*゜。゜.+°*゜。゜.+°*゜。゜.+°*゜。゜.+°*゜。゜.+°*゜



俺が どう言った方が良いのか分からず押し黙ってしまった時
アイクがボソッと


「お前の方がリンクと仲良さそうに見えるが。」


すると途端にピットの機嫌が良くなり、


(アイク ぐっじょぶ…!!)


思わず心の中で叫んだ。


大体、こんな ちゃんとした恋愛なんてした事がないから
こういう時、本当に困る。


(夜のテクニックなら、まぁ、マルスに教え込まれたから自信あるんだけど)


つい考えが下の方に流れてしまい


(今日は そんな事ばっかり考えてるなぁ…)


自分に呆れる。
…そんな時、誰かが近づいてくる気配がしたので
その方を見てみると


「おはよう リンク。…アレ?今日はピット君と一緒なの?…あ、アイクも。」


マルスだった。
俺が何だか気まずくてマルスに返事できないでいると
代わりにピットが不機嫌そのものの声で挨拶する。



「…おはようございます。」


「おはよう。…ピット君、何だか機嫌 悪そうだね?
どうしたんだい? 昨日、あまり眠れなかったのかな?」



マルスが矢継ぎ早に質問すると
ピットがピクリと肩を揺らし、反応したものの 直ぐに平静を取り戻し、


「あなたには関係ないでしょう?」


と言ったが
マルスには さっきの一瞬の反応で
いつもと“何かが”違うと気付かれたんじゃないか。
少し不安になってマルスの顔色を見ると


「アレ?ピット君、反抗期かな? リンク、どう思う?」


ただ穏やかな笑みを浮かべながら俺に話を振ってくる。
それが、何だか いつも通り過ぎて逆に怖い。


マルスは本当に気付いてないのだろうか?
それとも気付いてない振りをしている?だとしたら何故?


気になる事は色々あったが、
それをマルスに聞く事は俺とピットの間に“何かが”あったと知らせているような物だ。
今、言う訳にはいかない。
ので、とりあえず平静を装ってマルスに聞かれた事に対して答える。



「別に、今は ただ眠いだけじゃないか?
ほ、ホラ、寝起きって何か、訳もなくイライラしたりするじゃん?」


「…あぁ、確かに、リンクも いつも朝は不機嫌そうだもんね?
アレ、でも今日は あまりイライラしてる感じがしないな…。 昨日は よく寝れたの?」



…いたって普通のセリフ。
だけどマルスが言うからピットの神経が逆なでされた様だ。


(…まぁ、ピットは優しくしてくれた上に何回もしようとしなかったから比較的 眠れたけど。)


俺は そんな事を思ってしまったが ピットは たぶん、嫌味として取ったんだろう。


(ピットは精神面で少し不安定な所があるし…、
平静さを保っていられる内にマルスが去ってくれたら良いんだけど…。)


そう思ったのが伝わったかの様に
食堂の壁にかけてあった時計を見たマルス


「…あ、もうこんな時間か…。
…それじゃ、僕は もう行くよ。…アイク、ちょっと練習に付き合ってくれないか?」


そう言ってアイクと一緒に食堂から去って行った。



。゜.+°*゜。゜.+°*゜。゜.+°*゜。゜.+°*゜。゜.+°*゜。゜.+°*゜。゜.+°*゜。゜.+°*゜。゜.+°*゜。゜.+°*゜



いやぁ、今回 皆様を待たせた割に短かったですねぇ!!((殴 蹴 埋←


あ、やめてっ 私は まだ氏んでないわっ
だから埋めないd((お前は もうタヒんでいる



…と、いう訳で((何が
イミフだけど気にするなっ★(キラッ((黙


夜のテンションだからっ★(キラッ((殴


でわ、次回も お楽しみにっ★(キラッ((蹴