第五話【自己嫌悪】

―――あれから…、―ピットに告白されてから―3日が経ったが、いまだに答えを出せずにいる。そんな俺を責めたりせずに優しく、あくまでも いつも通りに接してくれるピットに申し訳なさを抱きながらもマルスとの関係を断ち切れない、優柔不断な自分に吐き気がする。  と、自己嫌悪に陥っているとマルスが声をかけてきた。「あ、リンク。…って どうしたの?何か浮かない顔してるけど。」 「え、あ、いや、何もないから。」そう言うと「そう?」…聞いてきたワリに あっさりと しているマルスの態度に悲しくなってくる。(ピットなら俺に こんな思いは させないんだろうなぁ…)……無意識のうちに二人を比べる自分に嫌気がして また 自己嫌悪に陥りそうになった時にマルスが「あ、そうだ。」と何か思いついた様に声を上げ、次にトーンを落として囁いてくる。「最近 忙しくて なかなかだったから今夜、リンクの部屋 行って良い?」…思わず すぐに頷きそうになる自分を叱咤して とりあえず頷かなかったけど「……? どうしたの?いつもなら すぐに頷くのに…、もう飽きた?」そう言われると どうしても「違うっ。」即答してしまった。「じゃあ何?」……まさかピットに告白されて気持ちが曖昧になってるから そういう事を するのはピットにもマルスにも悪いから、と本当の事を言える筈もなく、「…何でも、ない。」 「それじゃ、今夜、リンクの部屋に行っても良いよね?」…ここで ちゃんと断らないと後が面倒だと解っているのに…、「良い、よ。」頷いてしまう。「じゃ、また今夜。」そう言ってマルスは俺から離れて どこかに行ってしまった。それが堪らなく寂しくて「…やっぱり、俺等って体だけの関係、なのかな。」誰に言うでもなく呟いた――。




…今回は ネタがないクセに ムリヤリ 書いたので文字数が余りまくりました ヤバいです。ユリナちゃん、こんなんで良かったかい?((良い訳ないだろ


でわ また次回を お楽しみに(^∀^)ノ